このコクーン歌舞伎、渋谷のシアターコクーンにて約2年に1月公演されるもので、今回が6回目。
古典歌舞伎を演出家串田和美氏が独自にアレンジしているものです。
1階客席半分ほどは「平場」と呼ばれ、椅子席ではなく座布団に座ってみる形。
独特の劇場の雰囲気となります。
歌舞伎の「桜姫東文章」が今回の原作。
作者は四世鶴屋南北。本来全ての場面を上演すると5時間以上掛かるらしい。
今回の上演時間は3時間半。どうしても前の場をカットせざるおえなかったのでしょう。
独自の手法で口上を述べる方が出てきました。
話は・・・
京都・北白川の吉田家、当主である少将惟貞は何者かに暗殺され、お家の重宝「都鳥の一巻」は何者かに奪われてしまっています。
そして「都鳥の一巻」を探すうちに、息子の梅若丸も隅田川のほとりで無残な最期。
もう一人の息子、松若が鎌倉に家督相続願いを出す為に(ということで鎌倉時代の話ですね)姉である桜姫は鎌倉まで同行してきたのでした。
京都・清水寺の舞台を模した鎌倉長谷寺の境内。
桜姫は、この寺の住職で名僧の誉れの高いに清玄阿闍梨出会い、出家をしたいと訴えます。
桜姫は生まれつき左手が開かない。
その為、許婚との縁談は解約されていました。
この左手が開かないのは前世の縁、清玄阿闍梨に関係しています。
その関係とは・・・
と始まって行きます。
舞台は長谷寺の境内から始まりますが、上の筋書きの中で書かなかった大切な話が二つあります。
その部分が口上で説明されるのですけど・・・
う〜ん、そこがあっさりしすぎていて、桜姫・清玄の熱い思いが解り難い。
舞台で演じられる話のところは解るのですけどね。
桜姫を演じる中村福助丈、本当に熱演。
「やりたかった役」といっているくらいの大熱演。
最後に大きな決断を迫られるのですが、泣き笑いみたいななんともいえない表情、観ていてキュッとなってしまいました。
清玄と権助の二役は中村橋之助丈。切れの良いセリフ、目の凄み、予想通り!
坂東弥十郎丈と中村扇雀丈のカップルがおかしいw
舞台の上で本当に転げまわっていました。
中村勘太郎丈と中村七之助丈、舞台であそこまで走るのかぁ〜というスピードで走り回っていました。
舞台装置も手法も独自。
休憩時間で細かい装置変更などもあり、なかなか楽しめました。
とてもチケットが手に入りにくい、平場で観たいこともあって、土日のチケットは最初から諦め、職場で仲の良いMにゃんと一緒に休暇を取って観に行くつもりで取った平日のチケット。
ところがMにゃんは急遽大事な会議が入り休暇取り消し。
母を変わりに連れて行きました。
Mにゃん、一緒にいけなくて残念だったよぉ〜
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