2011年08月13日

「空海と密教美術」展

ちょっと前ですが3日に東京・上野の東京国立博物館で開催中の「空海と密教美術」展を観てきました。

kuukai.jpg

空海、他に知られた呼び名だと、弘法大師。
「弘法にも筆の誤り」の弘法とは弘法大師からきています。
中国より真言密教をもたらし、書家としても有名なお方です。

因みに空海は出家後に自分で名乗った名、弘法大師は死後に醍醐天皇から贈られた諡号です。

今回の展示では、空海の足跡、そして空海がもたらした密教・その発展を展示しています。

今回の展示の目玉は、何といっても京都・東寺から「立体曼陀羅」でしょう。
東寺講堂内には「立体曼陀羅」「仏像曼陀羅」と呼ばれる21体の仏像があります。
そのうちの8体が出展されています。
上の写真に載っている仏像ですね。

それ以外にも見ごたえのあるものが目白押し。
なんと展示作品の98.9%が国宝・重要文化財で構成されているそうです。

書の展示が凄い。
全長約12mの「聾瞽指帰(ろうこしいき)」をはじめ、現存する空海直筆の書5件を各巻頭から巻末まで、展示期間の限定はありますが展示されています。
私が行った時には、「聾瞽指帰」の上巻、「灌頂歴名」、「大日経開題」の3巻を観ることが出来ました。
「聾瞽指帰」には圧倒されました。
これを書いたのが20代前半…書に若い力強さを感じました。
「ここいら出来が抜けているのが判るよね〜」「うん、ちゃちゃっと書いたのが判っるw」
私が思ったことを隣にいた人たちも思ったようで。
表装の関係で弓なりになっちゃっているのに、上手く展示されて一ました。

空海が唐から持ち帰ったというものも多数展示されていました。
「御請来目録」は持ち帰ったものの目録。
その目録に載っているものもいくつか展示されていました。

しかし…国費留学生期間20年として留学したのに、2年で帰ってきちゃったと知りませんでした。
そして、その2年の間に密教の奥義をも修めてきています。
天才ってこの人の為にある言葉ですね。

さて、お目当ての立体曼陀羅は一番最後に展示されていました。
ゆったりとした空間に8体の仏像。
普段、東寺では観られない距離から、それも360度から観ることが出来ます。
結構どれも筋肉質で胸厚で合致ししているのにはびっくりしました。

降三世明王が両足で踏みつけているのが、大自在天王と烏摩(ヒンドゥー教のシヴァ神とその妃)です。
今まで観てきた踏みつけられるものといえば、四天王が邪鬼を踏みつけているものでした。
丸く小さくなった背中を踏みつけていることが多いと思います。
しかしこの降三世明王、胸を踏みつけています。
この体制は初めて観た気がします。

帝釈天がやっぱりカッコイイ黒ハート(笑)
上記写真の左側手前の仏像です。
実は、私が日本で一番ハンサムと思っている仏像さんなのです。
(本人には言わないけど、ちょっぴり従兄の若いころに似ているw)
今回じっくり拝見して、意外と鼻が低いのにびっくり。
普段観る事が出来ない背中にウットリw
グッズの販売所で、丁度売り切れていた帝釈天の絵はがきを問い合わせる人が多数いました。
それも女性ばかりw
やっぱり人気なんですねぇ。

平日、お盆前なのに混んでいました。
行った日の夜か翌日に公式HPをみると、「11時ごろ一番混みます」とありました。
丁度そのころだったんです。
展示は4章構成になっていて、1章が一番混みます。
そこを越えちゃえば楽になりますが、越えるまでが…
混んでいることも有って、一通り観るのに3時間強、立体曼陀羅や気になる展示を観るのに戻って観たので、結局4時間近くいたでしょうか。
会場内は暑くもなく寒くもなく過ごしやすく、階段付近でペットボトルから水を飲んでいても怒られることは無かったです。

因みに…上野駅から東京国立博物館への通り道にある、国立科学博物館は入場に40分待ちとの表示が…
「空海と密教美術」展も9日に平日にもかかわらず入場制限したようです。

「空海と密教美術」展は9月25日(日)まで開催されています。
よろしければ会場まで足を運んでみてください。
そのときは暑さ対策等もお忘れなく。

私は今回展示されていなかった「風信帖」を観たいので、もう1回行くつもりです。
posted by 美々 at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 観てきました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。